平安建都以来1200年の歴史を有する京都では、宮廷料理や寺社仏閣で食される精進料理、京町衆のおばんざいなど豊かな食文化が発達してきました。地理的にも京の都は海から遠く、自然に人々は菜食が中心となっていったんですね。
そして宮廷料理や精進料理に使うための良質の野菜が求められました。農家はそれに答えるために様々な改良や工夫を凝らし、努力を積み重ねることで味の良い優れた野菜「京野菜」を生み出してきたんです。
さらに肥沃な土地、寒暖の差が激しい四季にめりはりがある独特の気候なども京野菜が京都で生まれてきた大事な要素になっているんですね。
また京野菜は、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養成分が一般の品種に比べて大きく上回り、非常にヘルシーであることが栄養学的にも分かっています。
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